インターネットで買い物をするときに、支払方法にクレジットカードしかない、クレジットカード以外にも、代金引換しかなくて、毎回、諦めるか高い代引手数料を払っていた方に朗報です!VISAデビットカードという、VISAが使えるショップで限られた残高から利用できるカードがあります!!
VISAデビットカードとは
あまり日本では知名度がないのですが、銀行口座の残高から使った分だけが引落されるVISAカードのことです。クレジットカードでいうところの即時払い。銀行口座の残高以上は使えない仕組みになっているので、VISAデビットカードの作成には煩わしい審査もなく、高校生(15歳以上から)持つこともできます(Vプリカは18歳から)。
高校生はクレジットカードを原則として持てない(カード会社によっては留学時のみ家族カードを持てる場合も)ので、高校生やクレジットカードを持ちたくても持てないブラック層、現金主義の方がインターネットでショッピングをするには、VISAデビットカードが最強なのです。
VISAデビットカードを持つには
便利なVISAデビットカードを持つには、VISAデビットカードを発行する銀行の口座の開設が必要です(Vプリカ以外)。大抵の銀行ではオプションという形で申し込みをします。
VISAデビットカードの種類
スルガ銀行VISAデビットカード
静岡県の地銀の発行するカード。インターネットによる口座開設の申し込みを受け付けていて、全国から口座開設可能。提携ATMも非常に多く、入金手数料も無料になるATMも多い。年会費無料。カードフェイスも無難で、かなり評判が良いが、利用が全くないと、カード更新が断られるので注意。
楽天銀行デビットカード
あの”楽天”が運営する銀行のVISAデビットカード。提携ATMの入金手数料など非常に高く、インターネットサイト上で管理画面が非常に見づらく、使いこなすのにはコツが必要。一応、ゴールドカードも無審査で発行され、VISA公式としてもゴールドの区分に当てはめられるが、価値も何もないおもちゃ。年会費は、ノーマルカードで1000円、ゴールドカードで3000円。
りそなVISAデビットカード
大手都市銀行の発行するカード。JALのマイレージバンクカードの機能も同等に持つ。ATM利用手数料は、りそな銀行の通常の口座と同等。年会費は1000円。りそなでも、埼玉りそな銀行はVISAデビットカードの発行がないので注意(2012年9月現在)。
ジャパンネット銀行ワンタイムデビット
インターネットバンクのジャパンネット銀行が、インターネットのみのVISA加盟店で利用できる使い捨てのカード番号を発行するサービス。同一加盟店で10日限りでしかカード番号を使用できない。主に、インターネットショッピングのみの利用で、カード情報流失にシビアな方にオススメ。提携ATMも多く、月1回は入出金が無料。ただし、諸事情で利用できない加盟店あり。
Vプリカ(ライフカード)
ライフカードが発行するインターネット専用のプリペイドカード。前述のVISAデビットカードは口座から利用料金が引き落とされるが、Vプリカは、一定の額をアカウントに入金して、VISA加盟店で利用の際、アカウントから代金が引かれる。いわゆる、SuicaやEdyがVISA加盟店で利用できるようになった感じ。カード番号のみの発行なので、リアル店舗では使えない。入金は、クレジットカード、コンビニなどから可能だが、入金手数料が取られる。
オススメは?
実用性からいけば、スルガ銀行VISAデビットカード。ネームバリューにこだわるなら、りそなVISAデビットカード、インターネット利用のみでしたら、ジャパンネット銀行ワンタイムデビットがいいと思います。しかし、スルガ銀行のインターネット支店の口座の開設の際には、公共料金領収書が必要で、かなりハードルが高いですが、コンビニATMからの入金が無料なので、まるで財布のように使えるのではないかと思います。
注意すべき点について
VISAデビットカードは、クレジットカードの”VISA”のネットワークを利用しているので、VISA加盟店からしてみれば、クレジットカードと全く変わりません。
返品する際に、銀行口座に代金の返金が時間がかかったり、カードの有効性確認(オーソリ)で、口座から一時的に引き落としがかかったり、月額課金系サービスは、リアルタイムに口座から引き落としがされなかったり、クレジットカードを意識した仕組みの中で運用されているので、いろいろと欠点があります。
そもそも、月額課金系サービス自体は、過去にクレジットカードを持てないブラック層が、後から代金を引き落とされるのを良いことに、さまざまな事故を起こしてきたので、携帯電話料金・プロバイダー・ニコニコ動画プレミアム会員など、メジャーなサービスは使えないと思っていてください。
結論として
基本的に、リアル店舗やインターネットで物品の購入には便利なのではないかと思います。月額課金系サービスなどは、クレジットカードで代用するのがベスト。
使い方によっては、煩わしい代引手数料・コンビニ決済手数料とさよならできるのではないでしょうか。